世の中どんどん便利になって、対面しなくても様々なサービスや商品の提供を
受けることができるようになった。
それでも、忘れてはいけないもの、お願いに近いようなものがあります。
例えば、インターネットでの物件のお問い合わせ。
必要な質問事項を入力しておしまい。
手軽で簡単、来店・対面しなくて済むのでストレスフリー・・・かもしれません。
でも、これは現時点(未来はわかりませんが)では対面してないだけで、
向こう側では人間がそのメールを受け取り、その質問にお答えしているわけです。
チャットとかリアルタイムに受け答えができればお互いリアクションができるので
良いと思いますが、メールなどは時間差があるので果たして自分がした返信が
ちゃんと届いているのか不明で不安になります。
もしかしたら、アドレスが間違っていて届いていないのではないか?
他のメールなどが大量に来ていて埋もれているのではないか?
もしかしたら、自分が欲している回答ではなかったのではないか?などなどです。
まぁ、自分はもはや古い世代にカテゴライズされる歳になっているのかもしれませんが
もらった返事には、何かリアクションが欲しいなと日々思います。
簡単に「検討します」や「わかりました」(今の言葉だと「りょ」だけかな?)
そんなんでも私からしたら安心するし、嬉しいんです。
昔は親から言われて返事もせずに無視してたら問答無用にゲンコツが飛びました。
飛んでこなくても無用に怒られていたものです。
単純なことですが基本的なこと。
「おはよう」
「こんにちわ」
「ありがとう」
「いただきます」
「ごちそうさまでした」
「さようなら」
「おやすみなさい」
こんな基本すぎて誰も注意しないようなことも段々と失われてつつあるような気がします。
日本語は細やかな心の機微を表現できる素晴らしい言語です。
大ヒットした「鬼滅の刃」でも主人公の竈門炭治郎はものすごく当たり前のことを
大声で味方や敵にすら発していました、しかも爽やかに。
だからこそ気持ちが伝わったのではないでしょうか。
それを観ている我々にもね。
日本語、大切にしたいですね。
あれ?いつのまにか日本語・大切!の話になってしまったけど大体同じことだからいいか。
便利になっても忘れたくない基本的なことでした。