コロナ禍のなか、様々なイベントや講演会などがネット配信されている。
自宅や会社で手軽に参加できるのは非常に便利でいいのですがね。
私は30歳の頃から青年会議所に所属していて、今年40歳なので
卒業できる年になりラストイヤーということで楽しくもなにやら寂しい感じがします。
毎年、この時期は京都の地で「京都会議」という
全国の青年会議所メンバーが集い、当年度の会頭の所信、日本青年会議所の方向性を共有する機会が
あります。
京都に行っても、ほぼ1日中、国際会館という巨大なコンベンションセンターに缶詰となり
様々なセミナーや講演会、各種会議が行われています。
フラフラになるまで頭に情報を詰め込み、暗くなってから宿に戻り、懇親会を開き、
京都の夜を探検する。。。
というのが例年の流れでした。
まぁ、ハチャメチャに飲む人もいるし、迷惑をかける人も見受けられるようです。
30代で元気ですし、小金も持ってるので気持ちがわかる部分もありますが、
私が所属する「公益社団法人郡山青年会議所」は真面目すぎるのか、とにかく公式の懇親会や
トーキングナイトなどのファンクションが終わるとほぼ日付を跨ぐ時間帯で、
その後に遊ぶ元気など・・・・・、まぁあるんですけどww
そんなにめちゃくちゃはやらずに大人しいものです。
(夜中に後輩に大量の食べ物を食べさせたり、とにかくバーで朝方まで飲み続けたり・・ぐらいですね。体には悪いww)
そんな「京都会議」ですが、今年は完全にWEB開催となりました。
今年度の野並会頭の新年式典内の挨拶にもありましたが、
初めての試みであり、数年後にこの京都会議が変革の起点でありイノベーションを起こすきっかけに
なるかもしれない。
まさしく、その通りで、時代がものすごいスピードで変革を求めていて、我々はそのスピードに
追いつき、先回りしてイノベーションを起こしていかなければ生き残れないかもしれません。
自分の会社でも、各種団体でも、また自社を利用する顧客にもその利益や情報を享受していかなければなりません。
1年前の今日では全く考えてもいなかったことが、今や当たり前のように受け入れられているのです。
メインフォーラムの中でも、今後のヴァーチャル世界の可能性や有益性について話があったりしましたが
対面が当たり前だったものが、遠隔でのWEB商談や契約作業と変わりつつあります。
そんな時代になってしまったんですね。
でも、敢えて言いたい。
「今年も京都に行きたかった!!」
情勢を考えれば仕方ないと理解していても、やっぱり現場の空気を感じながら
京都の街並みを見ながら、様々な仲間とともに学び、語らい、遊ぶという貴重な経験を得たかった。
ましてやラストイヤーなので、次に京都に行く機会はしばらく無さそうです。
どんなに便利で身体的に楽でも、実際に現地に足を運んで、視界に入ってくる情報や
味覚や匂い、空気の冷たさ、神社仏閣で聞く音など五感で得られるものはすごく大切だと思う。
それが自分の感性を豊かにしてくれるし、経験として活きてくる。
また、自由に旅ができる日が戻ってくるのかな?
今年も本来ならば色々な場所に訪れる機会があるけど、行けるのかな?
まぁ、今年行けなければ来年でも再来年でも意地になって旅行してやるけどね。
勉強という名目でね。
そんなことを朝からWEBでの「京都会議」を視聴しながら感じた、寂しさです。