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社長のぼやき

追悼・・・三瓶明雄さん。

2014-06-07
日本テレビで放送されている「ザ!鉄腕!DASH!!」のワンコーナー
「DASH村」でおなじみの三瓶明雄さんがお亡くなりになったそうだ。
享年84歳。
 
DASH村はそもそも日本地図に名前を刻みたいという趣旨で始まった企画で、アイドルグループ「TOKIO」が村づくりに取り組む姿が楽しいコーナーであった。
もう、全国的に知れ渡っているが、「DASH村」が存在していた場所は福島県の浪江町。
そう、原発事故により立ち入り警戒区域に指定されてしまった地域にある。
 
福島県民にはコーナーが始まった当時から密かに村の存在が県内にあるという話は聞いていて、その関係か、よく違うコーナーのロケが郡山駅前で行われているのを見て、「ついでか(笑)」と思っていたものだった。
 
その「DASH村」に欠かせない存在だったのが、三瓶明雄さんだった。
彼は、TOKIOの農業指導役として地元の農協から紹介を受けて企画に協力していたらしい。
しかし、あの温厚でやさしい笑顔が印象的で、また本当になんでもよく知っていて、いつしか企画にはなくてなならない存在となっていた。
若者には、困ったときには必ず答えを持って笑顔で包み込んでくれる、「やさしいにっぽんのおじいちゃん」になっていたと思う。
原発事故を受け、福島市に避難を余儀なくされ、生まれ故郷に戻れないという苦難に見舞われてもその笑顔は変わらず、前を向いてしっかり立ち向かっている姿は同じ県民としても元気づけられ、いち一般人である彼の姿を僕は誇らしくすら感じていた。
 
ここ数年は、「出張DASH村」として全国各地の農業紹介の企画に参加し、桜島大根を収穫してあまりの大きさに目を丸くしている姿が微笑ましかった。
また、全国の農家の人々が明雄さんを農業のアイドルのかのように慕っている姿に影響力の大きさを感じた。
 
歳といえば歳かもしれないが、まだ84歳と言えばその通りかもしれない。
震災が無ければ・・・。原発事故がなければ・・・。
という言葉も聞こえてくるかもしれない。
たらればの話はどうしようもないことだと思う。
しかし、それでもこれが明雄さんの人生。
明雄さんは一生懸命に使命を全うして旅立ったんだと僕は思う。
 
明雄さんの想い。故郷に戻りたい。「DASH村」に戻りたい。
そんな想いがあったと思う。
僕たちはそれを忘れてはいけない、いつか・・・遠い将来になるかもしれない。
それでもその想いを胸に抱き、明雄さんの意志を持って「DASH村」を「浪江町」をそして「福島県」を復興・復活させ帰らなければならないのだと思う。
その「種」はあの明雄さんの大きな優しい手によって確実に全国の人々の心の中に植え付けられ、「芽」が必ず出てくるのだと信じている。
まぁ、それは将来の話。
 
 
今は、とにかく三瓶明雄さんのご冥福をお祈りすることが大切。
三瓶明雄さん。長い間お疲れ様でした。あなたのことは忘れません。安らかにお眠りください。
ありがとう・・・合掌。
西武エステートシステム株式会社
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