会長の「ひとりごと」
時折、喜・怒・哀・楽にメリハリつけて感ずるがままに綴っています。
わたしの「ひとりごと」に時々お付き合いください。そして…わたしの安否確認もお願いします。
ブログ
掃き清める
2023-05-23
大相撲夏場所が後半戦を迎えている。郷土力士や好きな力士の相撲に力が入る。
「物言い」が付く場合、行司が判断して勝ち負けを決めるのだが、土俵際で力士がもつれて土俵下に落ち、際どい場合など判定に異議や疑問がある場合は土俵下の審判委員が「物言い」を付ける。
昔は、俵の内に残ったか?俵の外に足跡があるか?俵の辺りで審判委員が集まった判断したので、俵の所は丁寧に掃いていた。今はビデオ判定のようだ。館内別室から審判長に勝負の判定をイヤホンで伝えているようだ。人間の目より確かなのだろう。スポーツ全体にこうした判定は広がっている。昔は「死に体」などとの表現で、力士の勝負は全体の流れで判断した時もあったように記憶している。
取組みが終わり「呼び出し」が土俵を清める。この姿がなんともいえない。熱戦の余韻が残る土俵に足袋に箒の姿が良い。取組のために丁寧に掃き清める。
私の朝の仕事は、会社の掃除から始まる。誰よりも早く出社して掃除を行う。掃除器でゴミを吸い、固く絞ったモップで床を磨く。次にトイレの便器拭き。そして晴れている日は会社の玄関まわりと裏の駐車場の掃き掃除。
会社を清める仕事が30分以上続く。これを月曜日から金曜日まで毎日続けている。もちろん社員も同じく窓ガラス磨きや机の清掃など手分けしている。
身体を動かすと朝は尚一層清清しい。今日もまた一日気持ち良く過ごせる気になる。

瓢箪からコマ
2023-05-06
ゴールデンウイークも後半。
会社の内装工事が終了し、新しい「神棚」の取り付け作業を行った。
長年使用した神棚をお焚き上げしていただき、新しい神棚に神様を祀った。
新しい「もじおくり」の設計は古くからの友人である馬場孝一氏に依頼した。
馬場氏いわく「もじおくり」の意味は
「波に乗って瓢箪が舞い上がり雲上に。瓢箪から独楽(宇宙コマ)が出る。世界一を目指す企業」を目指す雲形とのこと。
普通言われる「瓢箪からコマ(駒)」とは、瓢箪くらいの大きさのものから駒(馬)のように大きなものが出ると言うありえない状況のことで、冗談で言ったことが意図せずに実現する事らしいのだが・・・
こちらは「瓢箪からコマ(独楽)」だ。
詳しい意味は分からないが、独楽は固定された一点のまわりを自由に回転できるが、宇宙コマは固定されない空間を自由に回転できる。
即ち弊社としては、正しい宇宙観を持ち、自由な発想であらゆる難局を乗り切るとの意味に解釈したい。

山あそびと老化
2023-04-16
四月も中旬。
昨日(15日)は釣りの師匠と渓流釣りに出かけた。
山はまだまだ冬の装い。でも山の桜が咲き始め、木々の枝先の新芽が吹き出し始めている。
場所は湖南町から会津若松へ抜ける山道の脇の小さな沢。風が強くなり雨模様のためにお昼で終了。お昼は東山ダムの畔で車中から桜を観ながらセブンイレブンのおにぎりを食べて郡山に戻ってきた。
いよいよ山遊びの始まり。4月は渓流釣りの解禁からはじまり、5月の連休の頃は妻と私の妹を連れ出しコゴミやワラビ採りだ。
母が生きていた時は4人仲良く、笑いそしておしゃべりしながら母や私や妹が生まれて育った会津を歩いて採って楽しんだ。今は3人で同じように山に行き、母を偲びながら春を満喫している。
今年は桜を観た。緑水苑でも二本松の霞が城でも、東京や遠く広島や倉敷そして四国でも。
新聞紙上では、今でも県内の高い所にある桜の景勝地を誘うかのように満開の写真が載っている。
花が咲き、鳥が鳴き、川のせせらぎが心を豊かにする。
今年の釣りで変わったことが判明した。目と指先が思うように動かなかったので針糸を結ぶのに苦労したことだ。
自分の身体が老化している事を実感させられた。釣り師が糸を通せないともうそろそろ終わりと言うことかな。

「運」をつかむ
2023-03-26
最近になって、亡父の「補聴器」を補修して使用している。父の形見をつけている事になる。
父が亡くなってから11年経過しているが、使用していたのをあまり見たことが無く、ケースに収まっていたものを発見して購入先に持参し、「使用が可能か?」検査をしてもらった。「まだ使用可能」との診断があり、私の耳に合うようにいろいろと調整していただいた。
ここ数年、会合などは必要に応じて集音器を使用していたので、コマーシャルにあるように「世の中が変わった」との感想ではないが、確かに小さな声まで拾えるようになった。これで聞き漏らしていた「運」をまだ捕まえる可能性がでてきた。
この3月はWBCで賑やかだった。私も全試合TVで観戦し応援していた。今でもTVでは勝利の瞬間を繰り返し、繰り返し放映している。心技体と言うが、まさにその通りだ。そしてチームワーク最高の戦士たちには、一挙手一投足に素直に感動を、また、これ以上ないハッピーエンドのドラマに感謝し、心から敬意を表したい。
大谷選手が高校一年生の時に書いた「目標達成シート」(大谷マンダラシート)が見直されている。
「人間性」または「運」の所を見てみると高校生とは思えないような具体的な指針が書いてある。
「運をつかむ」ことは
- あいさつ
- ゴミ拾い
- 部屋そうじ
- 審判さんへの態度
- 本を読む
- 応援される人間になる
- プラス思考
- 道具を大事につかう とある。さてさて自分は、人生の中に存在していたであろう「多くの運」を掴んだか?、逃がしていたか?人間性の感謝や思いやりや礼儀や継続性があったか?見直しだ。
もうすぐ政府がきめた後期高齢者になろうとしている自分だが、まだ人生終わりではない。いろいろと新たな自分を発見しながら、毎日を笑顔を絶やさず前向きに過ごそう。そしたら最後に大きな「運」を掴むかもしれない。

春の彼岸入
2023-03-18
3月は人事異動で新聞紙上が賑わっている。
知り合いの人たちの異動先が気になるところだ。空き家バンクの関係で平日はほぼ毎日、郡山市役所の事務局に出勤しているから、最近になりようやく、役所の仕事の区分や人なりが把握できるところまで少し分かってきたつもりでいる。
昨日も新聞に発表される前に「今度は〇〇に異動になります」とご挨拶を受けた。
折角人柄もわかり付き合い方も慣れたのに、当方(バンク)もまた最初に戻り人付き合いをしなければならない。これは大変なことだが、市への報告や、バンクのやり方は変わらずに「いつもの業務」だ。4月からの新年度からは、新たな出会いに期待をしたい。
今日は彼岸の入り。
東日本大震災、東京電力福島原発の事故から12年が経過して仏教の年忌法要だと13回忌である。この間に大事な先輩や親友6名と妻の両親も含めて両親4名が亡くなった。春と秋の彼岸とお盆には近況を兼ねて墓参りをして、花と線香を手向けている。
一緒に遊んだ友には「ばかやろう!早く死にやがって!俺は寂しいだろう!どうしてくれる!」と心の奥で悪口をたたくようにして気を紛らわしている。その親友の一人が良くカラオケで小椋佳作詞の「山河」を伸びのある声で歌っていた。今でも懐かしく思い出す。残された俺は、まだまだ恥をかきながらも頑張って生きてゆこう。
もうすく本格的な春の到来だ。山河が俺を待っているぜ。山には雪が残っているけど、里の雪が消えればイワナやヤマメが待っている。
